ヒゲと猫と二つの王国 7-2
緑のP「兄さんを傷つけるやつは、みんな死ねばいいんだっ!!」
マステラ「≪コロナ≫≪アクアリウム≫≪フリージアロック≫・・・!!」
ルーニャ「こっちが罪悪感にさいなまれそうだにゃ~。にゃはははは。」
ステラ「なんでそこで笑うんだ?ルーニャ。」
冗談と思える量の魔法と打撃を喰らって、魔女はフラフラして今にも倒れそうだ。緑のPはそんな魔女の左腕を掴んで腹に拳を、蹴りを、つきたてた。マステラはその間も隙なく魔法をたたきこむ。
緑のP「もっと、苦しめよ。兄さんを傷つけたんだからなぁ~!ほらっあ、ほらっあ、ほぉ~ら!!」
とうとう、魔女が気を失ったかのように動かなくなった。人形のようにぶらぶらと四肢を動かしている。・・・って、もともと人形なんだっけ。
それにしても緑のP、別人だな。なんか僕とは違うということがはっきりして帰って安心した。いままで、自分と話しているみたいで気持ち悪かったからね。
緑のP「もう終わり?チッ。」
舌打ちをしながら今度は魔女の体を壊していく。手足が弧を描きながら宙を舞うという放送禁止どころの話じゃない光景が目の前に広がった。人形じゃなかったら僕、気絶してたぞ。
ルイージ「ねぇ、ルーニャ?」
ルーニャ「にゃあに♪」
ルイージ「どうしてそんなに上機嫌なんだ?」
ルーニャ「なんとなく。あいつに理不尽なことされたような気がするからにゃ。」
ルイージ「初対面じゃないのか?」
ルーニャ「うん、初対面。」
ルイージ「・・・。」
あっちはどうやら決着がついたようだ。文字通り、魔女の体はちりひとつ残らず消されていた。
マリオ「これはひどいw」
ステラ「情け容赦なしか。」
ルーニャ「あ~すっきり。」
ルイージ「恐怖!!」
ソウル「突っ込む暇も出番もねぇ。」