フールの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

たまには版権模写

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⬆電脳少女シロ様

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⬆羽衣狐様

そういえば、一年前の記事で羽衣狐様を描いていましたね。今回は他の方からグリッドを引くと正確に描けるよ、とアドバイスを頂き初チャレンジしてみました。久しぶりにイラストです!

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私の普段の絵と比べて頂ければわかると思いますが、すさまじい効果です。

びっくりするほど上手に描けた気がします。描きたくても描けなかった首から下を最小限の描き直しで描けるのはありがたい。バランスも崩れずかなりの精度で模写できる!

これだけ描いて一時間弱と、描いている密度は濃いのにかかっている時間は変わらなかったです。グリッドって凄い。

超鮮明な明晰夢を観ることができた

 ○○駅(実在の駅名)へ電車で向かう。就職活動をするためだ。ふと気がつくとすでに駅ビルの中にいる。スーツを着ている。駅内の雰囲気は本物と酷似。時刻は夜。
 就活がうまくいかないことに苛ついて、駅ビルをはや歩きしながら歯ぎしりする。そうしているうちに左奥歯からガキッという異様な感触を感じた。遠い記憶の彼方で感じた、歯の抜ける感触。口に異物を感じ、吐き出すと左奥歯の断片が手の上に乗った。それからほどなくして、奥歯からひとつ前と下の左前歯と上の右前歯が抜ける。さらにその左右がぐらつく。右上の隣はもはや抜けそう。吐き出したものをスーツのポケット中に入れてビルを掛ける。動揺して再び歯ぎしりしようとしたら、奥歯の歯肉に直接歯が当たったらしく激痛が走る。
 口を抑えながら駅ビルを駆ける。急いで歯医者を探さなければ。中学の時の先生に似た人や同級生の横を通りすぎ、外へ向かう。
 外に出ると出口の横で仮面を被ったおじさんと、人の顔のお面を被った犬がいるのにぎょっとしながら歩く。
 夜道はよく見えず街頭がほとんどない。人通りは多い。レンガ造りの道で明らかに現実の○○駅よりもしっかりと整備されている。まるで観光地だ。所々で白いビニールを被った建設の現場がある。新しくカフェができるらしくチラシを受けとる。
 夜道で架橋を登り駅を一望しながらスマホを開こうとする。ふと後ろを向くと、夜闇にぼぉっお駅はそびえ建っていた。橙色のレンガ造りで大型の建物。数十階はあるだろう。下からライトアップされており、幻想的だ。高級ホテルか何かとしか思えない。駅ビルにしてはあまりにも立派過ぎた。
 私は右手でスマホの電源をつける。時刻は七時くらい。そしてすぐに閉じる。よく考えたらこの時間、歯医者やっている場所がない。調べるまでもない。......ん?でも7時半くらいでも開いている歯医者があったような? 何でやってないと思い込んでいたんだ? 以前にもこの○○駅に歯医者にかかったことが......ちょっと待て、普通のクリニックは大体6時で閉まる。そもそも7時に歯医者にかかっている記憶があるのが不気味だ!

 そうか! これは明晰夢だ! よし、醒めないうちに試して起きたいことがある。

 いきなり○○駅の屋上から地面を見下ろしていた。さっきまで夜だったのに昼だ。よしきた! 飛んでやる!
 空を飛ぼうとジャンプ。迫る地面。数十階建ての高さから落ちたら即死なのに恐怖はない。だって夢だもん!
 地面につく直前で上体が持ち上がった。さっきまで目の前にあった地面が視界の下へ追いやられ、青空が見えた。まるで燕のようだ!
 しかし、若干の法則がこの夢にはあるようで、同じ高さまで上がるまでは制御できない。形容するなら斜面90度の山が延々と続くジェットコースターと言えばいいのだろうか。
 頂点に達したところで再び落下。地面につく寸前で再上昇。これを数回繰り返した後、雀の鳴き声で目が覚めた。
 布団から起き上がり、母親に明晰夢について話す......

ーー

 その時、別の足音で完全に目が覚めた。どうやら私は『明晰夢から目覚めて母親にその事を話す』という夢を見ていたらしい。
 夢の中で明晰夢に気づけたが、明晰夢から目覚めた夢、というのは流石に気づけなかった。

幻想妄想クリエイター エピローグ 短編小説

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⬆本編はこちらになります。
 今回で幻想妄想クリエイターは完結となります。ご愛読ありがとうございました。


ーー

 私は机の上の昨日借りたDVDを避けた。履歴書の下地きになっていたノートパソコンを開きメモ帳を起動する。すると、つい先日書き上げた文章が表示された。
 冷静な目で読み返し、誤字脱字を潰していく。完成したばかりの状態で添削するとミスに気づかないのだ......興奮して。特に今回は特別思い入れがある小説だ。舞い上がってバカなことを書いていないか冷静な眼で判断する必要がある。......誤字よし、脱字よし、伏線回収よし。とりあえず、作品として投稿して大丈夫なレベルだろう。よっしゃぁ! できたぁぁぁ! この小説にかけた40時間がやっと報われる......。自の文ばかりで70000字は正直きつかったが、やりとげた時の達成感は格別だ。
 そして何より、もう一度彼女の小説を書ききることができたのが嬉かった。

 「オパニャ、ようやく完成したぞ」

 彼女は創作キャラの一人でしかないことを自覚してなお、自分の人生は素晴らしかったと言っていた。だから、彼女の愛した世界......つまり自創作を愛することが彼女への精一杯の恩返しだと私は思った。私のオパニャへ伝えられなかったお礼と感謝の気持ち。それをこの作品として世に出したのだ。
 彼女はもう二度とここへは戻って来ないだろう。でもオパニャは私の小説の中で生き続ける。小説の終わりはその世界の終わりではない。物語が終わっても登場人物たちはその世界で生き続けるのだから。

 「うわ、ずいぶんと汚い部屋に住んでいるのにゃ。まっ、アタシの部屋も同じようなもんだけどね」

 私は目尻が熱くなるのを感じながら振り向いた。

 「おかえりなさい、オパニャ」

 「......ただいま」



幻想妄想クリエイター 終





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