2014-03-09 自画像2 小説 鉛筆画 一作入魂 人の根っこはめったに変わるものではない。 幼稚園に入る前、私は公園で砂場を作っていた。5時間や6時間、一日中砂場で山を作っていた。友達と走り回るようなことはあまりせず、ただ黙々と自分の思うように砂山を作っていた。 今では砂場にこそ行かなくなったものの、一つの作品にかける情熱はこのころとそう変わらない。結局砂場を作っていた幼少期の私と、今の私には大差ないのだ。