七月二十六日
7:55
数学の教科書をかばんに詰め込む。
現代文の教科書がかばんの中に入っていることを確認する。
昨日のうちに学校の準備をしておけばよかった。
ちなみに今日は特別な時間割。
8:22
電車の定期券を家に忘れた。ハンカチと傘を忘れたのは気付いたのに。
自分に落胆した。すごく悲しかった。
8:30
電車から降りた。
まだ忘れたことを気にする。
300円の損失はあまりにもイタイ。
ため息をつく。
8:43
学校に到着。席に着く。
9:00
魔法学の筆記テスト。
試験前の説明が行われた。
90分 全四問
携帯電話を回収された。
手が震える。武者震い。
10:30
試験終了。
10:45
終わってから二問目でスペルミスをしていたことに気づく。
絶対に満点だと思っていたのに。
10:55
テストの解説を聞く。もう何も考えないことにした。同じクラスのみんなの表情も暗い。
11:10
魔法学の普通授業が始まった。
テストに集中力を使ってしまったのでものすごく眠い。
先生の声がセイレーンの子守唄に聞こえる。
11:55
授業終了。昼休み開始。
なぜか途中十五分間くらいの記憶がない。おかしいな?
12:28
友達とテストの結果について話す。
わたしがスペルミスをしたことを友達に言ったら、「私なんか一問目全く解けなかった・・・。」と私以上に悲惨な目にあっていた。明日は我が身。
12:45
眠気覚ましに購買でコーヒーを買う。誰かさんの影響でブラックコーヒーを飲む。
案外おいしい。
13:00
生物学の授業開始。
魔法生物の呼吸について。
MPをMP変換酵素でATPに変換してミトコンドリアのマトリックスのなかのクエン酸回路によって・・・
・・・意味分かんない。
14:30
授業終了。下校する。
14:47
定期券を忘れたことを思い出す。またブルーになった。