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フールの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

キャラクターの人格形成

人格形成というのは幼少期のころからすでに始まっていて、元来の性格に加えて生活環境や様々な刺激で「自分」というものが確立されていく、と私は考えています。

ですから小説や創作物の登場人物も主要な人物であれば、元々の性格や環境によって付け足された性格などを書きわけなければならないわけです。小説本編に文章化することはなくても、詳細に設定を決めなければ作品の途中で人物像がぶれてしまいます。

外付けの考え方が変わることがあっても、根となる性格が変わることはまずありません。もし、人が変わったように見えたのなら今まであなたが見てきたその人は経験や環境に基づく外付けの性格の部分を見ていたと考えられます。

たとえば、こんな例です。『快活だった友人が一年後会ってみたら暗い雰囲気になっていた。一か月前に恋人と別れたらしい。以前の明るい性格は恋人に言われて自分を取り繕っていたそうだ。明るくふるまうのはかなりのストレスになっていたみたいだ。』この場合、元の性格―暗い、外付けの性格―快活、となります。しかし、この小説の登場人物は快活な面しか見ていないので友人が劇的に変わったと認識したと解釈できます。

逆にいえば外付けの性格だけ変わっても他人からは劇的な変化としてとらえられます。これを利用して小説の中の人物の性格を読者が納得できる形で変えられるわけです。

しかし、外付けとは言え自分の価値観や考え方を捻子曲げるのは容易ではありません。よほどの衝撃的な出来事や確固たる覚悟がなければ無理でしょう。できるのであれば社会に適応できない人なんて生まれないはずです。おそらくこれを読んでいる人のほとんどがそういった経験を持っていると思います。

以上のことから、

①人物像を設定する時は見えないところまで考えておくこと。

②その性格や人格、価値観といったものは一度決まれば早々変わるものではない。

③それがぶれないように人物の設定を確認する癖を付ける。

というのが私の持論です。所詮約二十年の知識なので至らぬところもあるかと思いますが、参考程度にしてください。