ルイージとスーパーディメーン
敵はあまりにも強大だった。僕の顔をしたバケモノ。見上げても顔が見えるか見えないかくらいの巨体。
「どうだい、ルイージ。キミとボクが一体となったこの姿。スバラシイとは思わないか~い♪」
軽々しい、道化師の声がバケモノから響いてくる。忌々しい。
「僕が言うのもなんだけど、すごく気持ち悪い」
「素直じゃないな~」
僕は右手にフラワーパワーを集中する。ババババッ・・・と雷の放電する音が漆黒の空間に響いた。
「抵抗しなきゃいいのに。手足が震えているよ?」
「武者震いさ」
相手の両腕が僕を押しつぶそうとする。僕は反復横とびの要領で華麗に攻撃をかわし、敵の頭上めがけて大ジャンプした。
「喰らえ!サンダーハンド!!」