フゥルの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

2013-06-20から1日間の記事一覧

ルイージの小説 34 第七章 宝石がために鐘はなる

「またセキリュウ、出かけるの?」 「すまない。 ちょっと見ておきたいものがあってな。 いつも通り夕方までには帰る。」 「お土産話、またきかせてね。」 「スピネル。」 わたしを呼ぶ彼の声。 そうだ、敵の本拠地のど真ん中で眠ってたんだ。 「もっとゆっ…

ルイージの小説 33 第七章 宝石がために鐘はなる

扉を抜けると・・・ それこそ命を奪うような・・・恐ろしいほどの熱気が襲ってきた。 岩盤で出来た円形の舞台に溶岩の客席。 いつか見た光景だった。 忘れもしない。 ドッスンボルケーノの最深部だ。 「ここは!」 彼は驚き両手を広げわたしをかばった。 不意打ち…

ルイージの小説 32 第七章 宝石がために鐘はなる

道中は鐘の音の影響でお化けたちで溢れかえっていた。 わたしたちはゴロツキタウンとウスグラ村を経由し、 オドロン寺院にたどり着いた。 混乱の中心にある寺院は、正直寺院というより廃墟という名がふさわしい建物だ。 塗装ははげているしところどころ穴が…

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