フゥルの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

高二ストレンジ

高二、二日目 短編小説

前回 thefool199485.hatenadiary.com 「隣いい?」 「どうぞ」 昨日と同じく胸まである黒髪をゆらしながらスピネルが歩いてきた。 「今日はおにぎり?」 「まあね。ブドウ糖の塊のようなものだから頭にすぐエネルギーがいく行くし、わずかなタイムラグもより…

高二初日 短編小説

ブレザーと学ランが目の前を行ったり来たりしている様子を眺めながら、僕はため息をついた。 しくじった。今日の午前中腹の調子が悪かったのが原因だろう。朝、学ランのボタンが一つ見つからず着替えに時間がかかって遅刻寸前で登校したのも悪かったかもしれ…