フールの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

バトルの展開を考える

 バトルもののアニメや漫画を読んでいると、創意工夫に満ちてはいますがいわゆる定石のような、決まった展開があることに気づきます。
 今回はバトル内でよくみられる展開をまとめてみました。 

↓バトルものの物語全体のシナリオに関してはこちらを参考にしてください。
http://thefool199485.hatenadiary.com/entry/2017/07/18/203219


バトルテンプレ

1.状況説明
 5W1Hを説明する。時間帯や場所、キャラの持ち物などは後半の逆転劇に使われるので、よく吟味しておく。
 敵に出会うことで日常から非日常へと移行する。

2.主役と敵のキャラ説明
 両者名乗り出るか解説役による説明をそえておく。

3.バトル開始

(3`主役による先制攻撃)
 必要であれば。

4.敵の能力による攻撃(敵が優勢)
 このとき敵の能力は主役以外には攻略不可能なものにしておくと主役のキャラが引き立つ。また、味方の解説役には敵の強さを説明させる。

5.主役の能力による逆転
 主役の能力の説明になる。ここでは能力を無難に使用させ、読者に印象づける。

6.敵の知恵or力による逆転
 主役の危機を演出すると共に、敵の強さを強調する。

7.仲間の力による逆転
 仲間の能力に直接助けられる、という展開の他に「⚪⚪が待っている」とか「あいつとの修行が」など、仲間自身はその場にいなくても間接的に力を借りることもできる。

8.敵のさらなる逆転
 単純な根性論や能力の覚醒では倒せないことを示す。ここで一方的に試合を終わらすと、ご都合主義になりかねない。困ったときの仲間の力(笑)、では緊迫感が無さすぎる。

9.主役の状況利用による逆転
 知恵を振り絞っての反撃。1.の状況説明で登場した地形やアイテムを利用して、敵を追い詰める。あと一歩で倒せる、と読者に希望を持たせるのが大切。

10.敵の切り札。主役は死に瀕する危機に陥る
 最大の危機。できる限り主役を追い詰める。敵の火事場のバカ力でもいいし、環境を利用して思わぬ反撃をされたとか、最強の技を繰り出してきた、でもいい。仲間が土壇場で裏切ったとかでもよい。
 逆に主役はこれまでの戦いでアイテムを使いきっていたり、力を切らしたり、体力の限界だったりで極限状態にしておく。
 とにかく読者に「これでどうやって勝つんだ」という絶望感を与える。

11.主役の知恵(能力や状況の応用)と勇気による逆転
 最後の逆転。知恵、仲間、勇気、道具、環境。考えられる全てを用いて主役は逆転勝利する。あくまで主役の力で試練を乗り越えることが重要なので、第三者による横やりはできるだけ避ける。

12.決着
 再び日常へ戻る。



※必ずしも体を張ったバトルだけではなく、恋愛ものや面接、口喧嘩など、様々な場面に応用されています。

※逆転の手段に関しては展開が前後すること(地形利用→能力→仲間の力......等)や、ないこと(最初に追い詰められて、能力による反撃でそのまま逆転勝利)があります。また、複数の要素を組み合わせることで(仲間のあきらめるな、という言葉で周囲に利用できるものがあると気づく、等)よりバラエティーに富んだ逆転劇を演出できます。


ドラゴンボール等ではよく主人公が追い詰められてパワーアップ(変身)しますが、理由なく味方がパワーアップすることはありません。必ずどこかで伏線を張っています。伏線も引ったくれもない運による逆転だけはどの作品も避けているように思えます。
 根性による逆転は一見唐突に見えますが、根性には本人の勇気とこれまで積み上げてきた努力がかかってくる訳で、伏線は分かりにくいですが存在しています。しっかりとそこら辺を作品内で見せているのかが、ひんしゅくを買うかどうかの分かれ目だと思っています。

※敵も主役と同じく地形を利用したり、信念を持っていたり、執念深かったり、追い詰められてパワーアップしたり、仲間の力を借りたりすることがあります。強敵に多い印象。
 また、敵の場合は運よく生き残ったとかでも、割りと読者は寛容な印象があります。

※解説役がいる場合、各展開の間に説明が挟まります。解説をいれることで、読者に分かりやすく敵味方の強さや戦略、相性などを伝えることができます。あんまり多いとテンポを損なってしまうので、戦闘中のセリフと同じく、バトルとバトルの小休止的な使われ方をしています。


※起承転結に直すと 起承転転転転転......結になります。