ハロウィーン
さて、今年もやって来ました。Halloween!
いやぁ毎年時が経つのが早くなっている気がします。早くも老化してきたようです。
まず一枚目。ミイラ。包帯に巻かれてるものではなく本体を描いてみました。
水分が抜けてからっからになっているので、皮膚がパリパリになってます。一見紙のように見えるくらい固い質感です。それでも千年を越える時間を経ているのに人の形を保ってるあたり、昔の方々の保存技術の高さに驚かされます。
口裂け女。何故かハロウィーンと聞いて思い付いたので描いていてみました。瞳の描きかたを変えてみたんですが、やってみたらなんだかもの悲しげになりました。
歯肉と唇の区別をちゃんとつけられたのが個人的には気に入っています。
ペストマスク死神。まず最初に描きたいと思ったのがこれです。本来ペストマスクは文字どおりペストを治療する医師がつけるものなのですが、現代医療とはかけ離れた意味不明な治療をしていたらしいです。
まあ、何をしようがペストは発症すれば治療困難なので、死者に立ち会う機会も非常に多かったはず。死者の側に立っているというイメージで言えば死神と似ているなと思ってます。
写真を参考に力を入れて描きました。髪の毛の要領で描いたらローブの皺が思いの外上手に描けたので気に入っています。
基本は2Bの鉛筆で描き、濃い部分は10Bでゴリゴリ塗っています。そのお陰で黒の中にも陰影を作ることができました。
また、陰影をしっかりと描いた為か、少しだけ奥行きがでたように感じられ、私の作品の中では完成度の高いものになったと思います。
問題はこのレベルの絵を量産できるか……まだまだ厳しそうです。
これからも気長に描いていきたいと思います。