小説を書いている時の考え (メモ
○小説を書いている時の心持ち
創作することは好き。けれども楽しいことだとは思ってない。むしろ辛いことの方が多い。
この小説は読まれるのだろうか。読まれたとして読者にとってこの作品は面白いと感じるのだろうか。常日頃からその不安と戦いつつ、小説を書いている。
ぶっちゃけ言うと、私は自分の作品を面白いと思ってない。面白いとされる話の作り方や文章とは何かを考えながら書いているけれど、それが自分で読んでいて面白いかと言うと答えはノー。頭のなかで何度も反復して読み直して、一話書き終える頃には飽きてしまっている。
だから客観的に自分の作品が面白いか判断出来ない。
しかも、一話目を書いたら嫌でも完結させなければならない。一人でもその作品に対して読者がいれば、中断することはその人を裏切ることになるから。
だから読まれているかどうかもわからない作品を延々と書き続けることになる。
完成されたとしても、こんなの誰が読むんだと思いつつ、投稿する。
投稿したあとにコメントがもらえたときや評価がついたときはちょっとばかり嬉しい。というかそれが原動力のすべてといっても過言じゃない。
でも評価をもらっても、やっぱり自分の作品が本当に面白いかどうか不安で仕方ない。読者の貴重な時間を奪ってまで、読まれるに値するものを自分は書いているのか、常に自問自答しながら小説を書いている。
○キャラの設定に対して
キャラクターにも実はあまり愛着を持ってない。だから設定語りや自分語りをしない。
なぜかと言うと私のキャラクターの設定自体には全く魅力を感じないから。
読者は他人のキャラになんか元々興味はない。もし、興味があるのであればキャラの設定資料『だけで』本編なんか存在しなくても飛ぶように売れているはず。しかし、実際に売れているのはゲームやアニメとか各作品の設定資料。原作の存在しない設定資料は、創作用の参考資料かほとんどで、作品として読むものじゃない。
初めて読む読者にとって、ほんの少しでも興味があるのはキャラの活躍する作品本編。作品に登場するキャラの設定そのものには興味はない。大概の読者は作中で生き生きと動き回り、活躍するキャラが読みたいのであって、キャラの設定を読みたいのではない。
だから私は私のキャラを語ったところで自己満足にしかならないと思ってる。私の場合はキャラそのものには興味ないので自己満足すらない。だから設定を書かない。
わずかに存在するキャラクターシートも純粋に資料としてしか作ってない。設定も最小限で、今後の創作に必要のないものは極力省いている。誕生日や身長、体重、スリーサイズ、は実際に小説に生かされることはまずないからだ。生かすにしてもあらかじめ決めておくと、設定が邪魔になってしょうがなくなる。必要な時に決めればいいと思っている。
また、他の作者さんが使いたいと言ったときは、設定ガバガバのままキャラの絵を投げて、質問があれば適当に答えて、基本は相手に合わせるようにしている。
私が細かい設定にこだわった所で、いい作品が出来るとは限らないと自覚しているから。
以前は私は自己満足のために小説を書いていた。自分の書きたい文章を書いてやりたい小説を書いていた。でも見直すと物語として重要な要素がかけていたり、そもそも読みづらかったりで話にならない。
今は読者に読ませられるようなものを書こうと頑張ってる。ブログに小説や創作を投稿する時点で、人に読まれること前提で読んでいてためになる、あるいは面白い小説を書くのが大前提。
今後の目標はそれを満たせる小説を完成させることかなぁ……