フゥルの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

世界を作ろう(創作妄想垂れ流し)

 私は今まで基本二次創作したことがなく、世界観を一から作るということをしたことがありませんでした。今回、創作ファンタジーを書くに当たってこの問題にぶち当たりました。どうしたものか。

 今回はブログの文を書きつつ、セオリーとか無視して我流で世界観を一から作っていこうと思います。全く参考になりませんがお付き合いいただければと思います。

 とりあえず、私は剣と魔法のゼルダでFFでドラクエでブレイブなマジックパンクファンタジー銀河鉄道風味にが好きなのでその路線でいきます。まず、自分の作ってみたい世界を妄想するとします。

・旅をすると楽しそう。
・自然がたくさん残っている
・精霊・ドワーフなどの種族がいる他、幻想生物も存在する。ペガサスかっこいいよね。
・くわえて獣ベースの人が普通にいる。
・魔法の概念が存在する
・超自然的存在が存在する。
・剣とか弓矢が実用品として存在する。
不定形生物のみが住む町や、太陽のない町など、現実にはあり得ない場所が普通に存在する。
・モンスター的な何かが存在する。
・架空ではあるが、各生物の描写に説得力を持たせたい。

 まず、我々が住む世界と最大の違いは魔法、即ちその素材となる『魔力』が存在することです。ここを基準に考えていきたいと思います。架空の生き物やあり得ない現象をすべて『魔力が存在したから』とこじつけていきます。


・魔力があるから獣人やピクシーや魔物やらが生まれた→魔力は動植物の人体に影響して変化をもたらす。
・魔力があるから魔法が使える→魔力は動植物の精神に影響され様々な事象を引き起こす。
・魔力があるから太陽のない町や、寒くもないのにオーロラが常に出る町が存在する→魔力は天候に作用する。
・魔力があるから自然が残った→科学文明の発達を阻害、あるいは変化させる。


 まとめると魔力とは『動植物の肉体を変化させ、逆に動植物の精神に影響されて外界へ様々な事象を引き起こすエネルギー』となります。また、神秘性を保つために、魔力は科学から外れ体系化や因果関係を説明できないと付け加えておきます。なので魔力は科学に干渉できますが、科学は魔力にほとんど干渉できません。

 「ご都合主義じゃね」
 「これぐらいは許されないと困る」

 この世界の生命体は等しく魔力を内包しているため、今の地球では考えられない速度で進化していきます。しかも、科学を無視するため系統を無視して猫人など普通では考えられないような生物が普通に誕生します。さらにぃさらにぃ! 魔力を消費すればドラゴンのような巨大生物でも空を飛べるようになります。神のような色々超越している存在やお化けとかも『強烈な思念(魔力)でこの世に存在を固定しているから』で説明がつくはず。

 「これ、ゴリラから人間に進化したりもあり得るってことになるよね」
 「うん。スーパーゴリラ人とかいても誰も突っ込まない素晴らしい世界」

 魔力が生物の精神に影響されると言うことは、生物の精神が外界の環境に影響を与えることもありえることになります。大量の植物が生存のために『もう少し寒い方が生きやすい』と思うと、周囲一体は春なのにその植物が群生している場所だけ冬になったりするはずです。(そもそも魔力は科学的な因果関係で説明がつかないので、突発的に異空間が発生したりしても誰も反論ができないケド)

 「あれ、これ全世界異空間化するよね?」
 「あ......」

 えっと......、でも全く物理法則が通用しない世界も求めているものと違うから......元の世界の原型を残すため、魔力が濃い場所と薄い場所があることにします。大気中の魔力の濃度が濃い場所であればあるほど異空間となり物理法則が通用しなくなり、逆に魔力の濃度が薄いと物理や科学が支配する空間となります。

 「何でもありだな」
 「何でもありにしたいからこういう設定にしているんだよ」

 魔物や魔族......だとなんかありがちだから......。
 精神に魔力が影響するために、強烈な殺意など感情を抱いてしまうと魔力が悪い方向に働いてしまいます。人は魔力によって体が変化し......人魔になってしまいます。魔力における負の面ができました。


 「ついに闇堕ち要素まで付け足して来たか」
 「でも、過剰摂取は体に毒ってなんにでも言えることだよね。副作用のない薬なんてないし。メリットとデメリットは表裏一体」


 魔力に精神が犯され、最初に抱いた強烈な感情、憎しみであれば憎しみ、嘆きであれば嘆きがさらに増幅されてしまいます。しかも、強い感情は強く魔力に干渉するはずだから、文字通り人外の力を手にします。
 そうなると今度は人魔が増えたら世界が破滅するはずなので、それを防ぐ仕組みがあるはずです。そこで人魔になるのを防ぐため肉体の方がアポトーシス自死を選ぶように設定します。


 「精神科が繁盛しそうな世界」
 「教育制度も発達しているんだろうな。人間関係が生死や災害に関わるわけだから。下手すりゃ洗脳に近くなっちゃうかもしれない」


 ......あ、今気づいた。どこから魔力が産み出されるかの説明がない。やっべ、全く考えてなかったわ。宇宙から放射されてくるとかじゃ、だめかなぁ。あとは精神活動をすると勝手に生産されるとか。植物の光合成と似たような感じ。よし、それで行こう!......そうだ、そうなると精神活動を多くしている人ほど魔力を扱える絶対量も増えるはず。


 「とってつけた無難な設定」
 「これしか思い付かなかった👼」


 さて、大体設定がまとまった気がしますのでまとめです。

・この世界には存在しない『魔力』というエネルギーが存在する。
・魔力とは肉体や外界へ様々な事象を引き起こす物理や科学では説明できないエネルギー。特に生命体の精神に影響を受けやすい。(精神依存のため魔力を行使すると精神疲労が貯まる)
・魔力は大気中に存在し、濃度によっては超常現象を引き起こす。
・この世界に住む生物は、精神が破滅的な暴走をすると死ぬように体が作られている。何らかの要因で感情暴走の挙げ句死ななかった場合、人魔となって暴走する。
・植物の光合成がごとく、生命の精神活動によって魔力は生産される。だから知恵者ほど魔力の影響を受けやすく、その扱いに長け、許容量がデカイ。


 ふう、こんなもんか。結構時間かかったなぁ......。でも、他の作品とか見てもしっかりしてるんだよなぁ。(デスノとか『気』とか猫型ロボットとか)
 みんな創作するときどうやって世界観を決めてるんだろうか。