天秤、檻、振り子、歯車
私の目の前に現れたよくわけのわからない生き物のような物体は私にこういった。
「己の弱みから逃げ出そうとも、振り子のように己が身に降りかかる」
その夜、自分の部屋を掃除しなかったら、無数の黒光りする何かがガサガサと床を這いずり回っていた。
製作時間:一時間四十分
久しぶりに創作意欲に恵まれたので勢いで描いた作品。翌日もっと絵を継ぎ足そうとしたらまったく手につかず、結局触らずじまいでそのまま投稿。勢いって大切ですね。
天秤がついた神様を描いてみたいと前々から空想はしていたのですが、実際書いてみると、こじんまりした感じになってしまいました。
歯車、鍵、錠前、振り子の絵、籠などは社会や常識といったものの拘束感から描き加えました。(単なる思い付きで描いたとも言います)
マンネリ化が気になりだした今日この頃。ふと、(このブログに来てくれるありがたい)読者はどういった絵を、あるいは文章を楽しみにしているのかと思いました。何か描いてほしい要望があればアバウトでもいいのでコメントしていただけるとうれしいです。