フールの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

採血実習 (実話)

 絵に関してネタがなくなったので、採血で初めて血が採れたときの話をしようと思います。私が『採られた』のではなく私が『採った』話です。採血をしたんです。自分でも驚きです。まさか自分が注射針を握る日がくるとは。

 ちなみにここにいたるまでに二回ほど失敗しています。

 

 

 私はまず、ゴム製の紐(駆血帯)を取り出した。中心が抜けていてちくわみたいな感じのゴムひもだ。これを友達の腕に巻く。血を止めることで血液をためて血管を膨らませる。血管の正確な位置を調べるためだ。自分の腕を見てくれればわかるとおり普段血管は引っ込んでいる。それを見えやすくしないと血を抜くのにどこに針を刺せばいいのかわからない。

 浮き上がった血管を人指し指と中指で軽く触れ、血管を探る。腕の表面には採血できるような太い血管が数本通っている。そのうちどの血管が一番針を刺しやすいのかを見極め、自分の決めた一本の血管の正確な位置を確認する。あんまり血が通ってないと腕が紫色になってくるので、いったんゴムひもを解く。

 次にアルコールのついた綿で針を刺す場所とその周りをよく拭く。傷口からばい菌が入らないようにするためだ。そして、真空に保たれた袋の中から注射器の柄の部分を取り出し、先端に針を差し込む。

 また血管を浮き上がらせるためにゴム製の紐(駆血帯)友達の腕に巻いた。今度は針をちゃんと刺すためだ。

 注射器の胴を右手で上からつまむようにもち、引く部分に左手を添えた。

 一思いにスーッ!っと針を友達の腕に刺した。皮膚の下で針が何かに刺さるような感触の後、注射器の中にちょびっとだけ血が入ってきた。血管の中に針が刺さったこと確認した私は、慎重に注射器の引き手を引いた。注射器中にどんどん赤黒い血が入ってくる。注射器が腕から飛び出たり、必要以上に深く刺さらないように注意する。

 十分血が採れたことを目で見て確認して、ゴムひもを解き、友達に血のついた注射器の針先が見えないように、アルコール綿で針先をかぶせて一気に引き抜く。

 その後すぐに友達にアルコール綿を抑えるように言った。採血終了。準備し始めから三分~五分くらいという短い時間でここまですべてこなす。病院でこんなに時間がかかったら患者からクレームが来るだろうが、ここでは関係ない。

 

私 「痛かった?大丈夫だった?(心配そうな顔で)」

友達「いいや、全然。落ち着いていてよかったよ(笑顔で)」

私 「内心まったく落ち着いてなかったけどね(笑顔で)」

―――

 

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 これが初めて友達の血を抜けたときの話です。ちなみに上の写真はノートと注射針、そしてシリンジ(注射器の柄)です。一応私が写真を撮ったことの証明として左下にシンカさんを入れておきました。

 

 何度も採血するので上のように最終的にみんな笑いながら注射を刺しあうようになります。慣れって恐ろしい。