フールの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

アライバル(お勧めの本)

 

 

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 「アライバル」(作者:ショーンターン)という絵本を読みました。上の絵はその中に出てくるキャラクターの模写です。本物の足もとにも及びません。

絵本なんですが、描写がとにかくリアルで登場人物一人ひとりが本当に実在しそうと思えるほどです。この本を読むと写生を極めるとこうなるのかな、と考えさせられます。

 

物語は新たな街に主人公が単身赴任したところから始まります。未開の地で新たに人生を歩みだす、期待や不安、戸惑い、そして赤ん坊のような好奇心。それらを一文字も使わず絵で全て表現しています。絵だけでなく、物語としても非常にリアリティあふれる説得力のある作品です。

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後、忘れてはならないのが不思議な生き物たち。「アライバル」では、現実に存在する小動物が一切出てきません。その代わり、上に描いたような愛らしい生き物が沢山描かれています。そして、空想の動物にさえ影が描かれているという力の入りよう。まるで生きているかのような躍動感が感じられます。

 

普通に読んでも、芸術作品として見てもとても完成度の高い「アライバル」。買うとなるとそれなりに値段が張るうえ、売っている本屋さんも限られているので、図書館で借りてくるのがお勧めです。ぜひ、一度読んでみてください!!

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