フールの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

闇に生きる猫 おまけ

「闇に生きる猫」普通に完結しちゃいましたね。実は続きも考えてはいたんですが、グダグダになりそうだったんで、大胆に改変(ボツ)にしちゃいました。ちなみにボツシナリオのうち、一つはこれです。

 

1.      ルーニャキノコ王国へ。

2.      ミスターLの敵である『赤いオトコ』を発見。

3.      射撃で一撃で仕留める。

4.      それを見たルイージ、逆上。

5.      ルイージの面影にミスターLを見る。同一人物と気付く。

6.     ルーニャ 銃口を自らの頭に向ける。

7.     ルイージ、ルーニャの強行を止める。

8.      雨は降り続ける。いつまでも。

 

 「ルイージの小説」本編を見てきた人ならピンとくるストーリーです。実はマリオがルーニャに殺されたのはスピネルと出会った場所だった・・・というのがオチです。

このストーリーの後、「ルイージの小説」第9章ルート3を見ると夢も希望もありません。

 

 

もう一つはこれ。

 

標準を合わせる。

 

相手の頭に銃口を向ける。

 

 

手が震える。

 

そういえば、アタシの意思で戦うことは初めてかもしれない。

 

ミスターL。

 

もしも、あの赤いオトコを倒せば喜んでくれるかな?

 

 

ダンッ!

 

 

しかし、赤いオトコは身をそらし、いとも簡単に攻撃をかわした。

 

!?

 

こちらの動きがばれている?

 

 

相手は両手を腰に引いて一気に突き出した。

 

≪マリオファイナル≫

 

不意打ちを不意打ちで返された。

壮絶な炎が森を荒れ狂った。

 

 

炎がアタシに届く前に思いっきり横に跳躍。

すんでのところで避けた。

しかし、炎の光によってアタシの目がふさがれた。

 

よく・・・見えにゃい。

 

 

 

相手も炎で周りがよく見えないはず。

ここは一旦退くかにゃん。

そう思った瞬間、目の前にあの男が現れた。

 

「・・・。」

 

≪ファイアーハンド≫

 

腹に強烈な一撃。

火炎がアタシの腹部で暴走する。

 

一気に数メートル吹っ飛ばされた。

 

どうやら、並みの相手じゃなさそうだにゃ。

 

 

アタシは地面に突っ伏すも、身軽にバック転で起き上がった。

 

銃をホルダーに収めた。

 

 

全身の筋肉が戦いに備える。

骨格が変化し、戦闘に適応する。

 

 

目にもとまらぬスピードで相手の間合いから離れた。

そして、いきなりそのままの速度で前方に駆けた。

 

その異様な動きに赤いオトコも動揺する。

 

その隙をついてアタシの爪が輝く。

一流剣士が剣をふるうように、すさまじい斬撃を相手に繰り出す。

 

しなやかで狂気に満ちたアタシの手足は確実に相手を文字通り、削る。

 

 

しかし、相手は相手で動きがおかしい。

 

アタシの方が手数の上で圧倒的に上なのにもかかわらず、

攻撃を的確に防ぎ、被害を最小限に抑えていた。

 

一旦距離を置き、様子を見る。

 

 

「・・・何者!」

 

「マリオだ。お前の名前は?」

 

「キョウビョウ・インサニアム」

 

「覚えにくい名前だな?キョウビョウでいいか?」

 

 

 

アタシは返事も何もしないでマリオを観察した。

 

 

 

「なぜ俺を狙う?」

 

アタシは正直に答えることにした。

彼の情報を少しでも引き出すために。

 

「飼い主の敵だから。」

 

「飼い主・・・って誰?」

 

「ミスターL。」

 

 

マリオは驚いた顔で言った。

 

「ザ・伯爵ズはもう解散したぞ。

もう戦う理由はない。」

 

「解散?どういうこと・・・?」

 

にゃ、と言いかけて言葉を飲み込んだ。

あぶにゃかった。

鉛が出るところだったにゃ。

 

ザ・伯爵ズ・・・最初にあったとき

彼がそんなこと言っていたような・・・?

 

 

「知らないのか?

ノワール伯爵は自分の行いを悔いてコントンのラブパワーを

自分の命とアンナを犠牲に打ち消した。

もう戦いは終わっているんだ。」

 

 

あの伯爵が死んだ。

 

 

使え人が死んだ。

 

 

「じゃあ、ミスターLは?

目的を失った後、どこに?」

 

マリオは首を振った。

 

「わからない。

探すのを手伝おうか?」

 

「えっ?」

 

「もう、ザ・伯爵ズは俺たちのてきじゃない。

みんな伯爵の遺志をついでよりよい世界のためにがんばってる。

だから、きっとミスターLも・・・。」

 

罠?

 

いや、嘘をついているようには見えない。

 

 

それにしても近くにいるはずなのににゃあ。

ミスターL。

ネームプレートは明るいグリーンに輝いている。

 

とりあえず、見つけるのが先にゃ。

敵であれどうであれ、マリオは信用できそうだにゃん。

根拠もなくそう思った。

 

 

彼と同じ感じがする。

 

 

「ミスターLはこの近くにいる。

・・・ごめんなさい、いきなり襲いかかったりして。」

 

「誰にだって間違いはあるさ。

気にしないで。

俺は平気だから。」

 

 

 

この人、優しい。

 

この後はルーニャがルイージを見つけ、ミスターLと勘違いして、じゃれます。

その後は、マリオ家に居候とか、闇の力とは別の力を手にするために旅に出る等、色々考えたんですが、結局アイデアがまとまらず、全てボツにしました。


エルガンダーの中で銃をルーニャが銃を調整するシーンがありますが、それはボツ前の原稿の名残です。