フールの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

ルイージの小説 46 第九章 希望の宝石

わたしはルイージの精神世界でディメーンと戦い、

そして、何かが起きた。

 

何かが起きて、

星の降る丘に戻された。

 

 

 

そしたら、みんながわたしに拳を向けてきた。

 

今いるだけで

ノコノコのカメキ、ボム兵のピンキー、ノコカーネル、レサレサ嬢、

さらにクリオやパレッタ。

 

ルーニャ達はこの場にはいない。

どこへ行ってしまったのだろう。

 

でも今はそんなこと、どうでもいい。

 

 

「みんな!待って!わたしはスピネル!

敵じゃない!

敵はディメーン!

そう、黒幕はディメーンなの!!」

わたしの声を聞くと同時に、

猫の手の同僚は後ろへ跳び間合いを取った。

 

わたしがいくら呼びかけても誰も答えてくれない。

言葉が通じない。

必死に呼びかけても無意味だった。

 

 

戦闘は再開された。

わたしはできる限り攻撃をよける。

 

いやだ!みんなとは戦いたくない!!

 

 

みんなの目には強烈な使命感が浮き彫りになっていた。

その瞳で冷たくわたしを見据える。

 

 

なんで・・・なんで・・・。

 

 

どうして・・・。

 

 

みんなの攻撃は無慈悲で情のかけらもなかった。

 

 

ピンク色のボム兵の爆発によりわたしは地に伏した。

後ろからパレッタの勇ましい声が聞こえた。

「スピネルのためにもこいつを倒すんだ!

それが・・・せめてもの・・・。」

 

・・・?

スピネルはわたしよ?

 

「スピネルの死を無駄にするな!

我らクッパ軍も今回ばかりは協力させていただく。」

 

ノコカーネル、わたし、死んでないよ?

 

「猫の手とクッパ軍の強さを見せてやるッス!」

 

カメキ、それはわたしに言っているの?

 

 

もう、わけがわからない。

 

スピネルは死んだ?

スピネルはもういない?

 

 

じゃあ、わたしは・・・

 

 

 

だあれ?

 

 

 

・・・。

 

 

 

『僕が君の・・・居場所になってやる!』

 

 

 

そうだ、彼に会いに行こう。

彼なら・・・わたしがなんであるか・・・知っているはず。

 

 

 

彼に会いに行こう。

 

 

 

わたしの希望に!!!

 

 

 

 

彼とわたしの間を塞ぐのはかつての仲間。

そして、かつての強敵。

 

 

ここまでの戦いで派遣会社「猫の手」がいかに異常であるかわかった。

 

自分が所属していた時にはわからなかったが、

「猫の手」の戦闘員は一人ひとりの能力が非常に高い。

わたしは今まで彼が突出して戦闘能力が高いのだと勝手に解釈していた。

しかし実際は彼が「普通」なのだ。

 

みんな彼くらい強いのだ。

彼が強く見えた理由、それは仲間との連携がとても上手だったからだ。

おそらく、仲間のいないルイージなど「猫の手」の社員が二人もいれば倒せるだろう。

仲間がいてこそ強敵にも打ち勝つことができたのだ。

 

そんな一国の軍隊に匹敵する会社にさらに、クッパ軍も応援に来ている。

 

ここにはいないがおそらく、

クッパもセキリュウもルーニャもランペルも敵として現れるだろう。

 

 

 

この世界全体がわたしの敵。

 

 

 

それに対しわたしは一人きり。

 

 

味方は誰もいない。

誰一人、いない。

 

 

泣いても誰も慰めてくれない。

 

転んでも誰も手を差し伸べてくれない。

 

叫んでも誰も来てくれない。

 

 

 

 

今、わたしは悟った。

 

 

 

 

 

スピネルは死んだのだと。

 

 

 

ルイージの小説

To Be Continued