フールの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

ルイージの小説 27 後編 第六章 お姫様の宝石

さて、彼の演説が始まった。

 

「我々はクッパ様から命じられそして三年もの間厳しい特訓をしてきた。」

 

・・・三年?訓練期間、短くないか?

 

「マリオはもういない。

ならば我々が強くなるほかないと決死の覚悟でな!

こうして作られた我々、

Black Shellsは外界の脅威と戦う為に作られたクッパ軍特殊部隊だ。

今までのような人海戦術だと思ったら大間違いだぞ、

ルイージ

おのれの無力さを思い知ってもらおうか!」

 

ガシャン!

 

可哀想に。

周りを囲んでいたカメは全員凍り漬けとなった。

勝負によーいドンも何もない。

ピーチ姫はあらら、といった感じで

憐れみと笑いが入り混じった複雑な表情で氷の柱を見つめていた。

スピネルはいつものようにカーバンクルの姿である

黒いリスの姿になって宙に浮いていた。

 

「うりゃぁぁ!!!」

カーネルと名乗るノコノコが氷の柱の呪縛を破った。

氷の粒が舞い落ちる中、

すぐさま戦闘の構えに入り僕に走って向かってきた。

 

「スピネルはピーチ姫と一緒に逃げて!」

黒く耳の長いリスとその姿に少なからず驚いているプリンセスに指示を出す。

 

僕には後ろを振り返る余裕は無かった。

 

カーネルのラッシュは恐ろしいほど早い。

FPを使う暇すら与えさせない。

唯一出せそうなのは

≪ネガティブゾーン≫

位だが、

今使うのは得策ではない。

こうなると完全な肉弾戦となる。

 

ピーチ姫とスピネルが正面の扉から逃げ出すのが見えた。

これで心置きなく目の前の強敵と相まみえることが出来る。

 

カーネルの右こぶしを体のひねりと左手を使い受け流し、

その勢いで右手をカーネルの顔へたたき込もうとする。

 

一方カーネルは左手でいとも簡単に僕のパンチを払いのけながら右手を引き、

モーションなしでつきだす。

 

腹に軽く拳が突き刺さったが僕はそのお礼としてローキックを見舞う。

 

極限の殴り合いが続く。

 

お互いの息が切れ切れになり、呼吸が乱れる。

 

乱れたスキを狙い、拳をあるいは蹴りを見舞う。

 

双方の拳がみぞおちにクリーンヒットし、お互いフラフラになりながら距離を取る。

 

「ここまで・・・!」

言いきる前に痛みが先行した。

カーネルも同じく胸を抑えつけながら言い放った。

「く・・・。さすが二番手!

だが、あと少しで凍り漬けになった同朋も復活する。

そうなれば!」

「結局他人頼みか?」

「いいや。

同法が復活すれば後始末が楽だからだ。

去り際にごみ一つ残すなとの命令だからな。

お前と戦っている間に掃除も済ませられるというわけだ。」

 

変な所に気がきくな、クッパ。

 

ようやく立ち上がり僕は構え直す。

カーネルも同じくファイティングポーズをとる。

恐らく次の一撃で勝負が決まる。

 

 

 

ルイージの小説

To Be Continued