フールの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

ルイージの小説 5 第一章 汚された宝石

やあ。

今回は、僕が直接体験した話

ではなく、

後に、

他の人から

聞いた話なんだ。

つまり、僕が登場しない。

これを踏まえた上で

聞いて欲しい。

 

 

キノコタウンの一角に、

この道場はある。

師範、シショーが開いた道場だ。

掛け軸以外何も

置いていない。

いかにも道場らしい道場だ。

修行に励む弟子たちは

ノコノコ、メット、バケバケ、

キノピオ・・・

種族は違えども

皆、己の鍛錬に

取り組んでいる。

そこへ

一人の来訪者が来た。

弟子たちは手を休め

入り口の方に

目を向ける。

そして

モーセの滝のように

左右に寄った。

シショーを除いて。

「どちら様ですかな。

・・・ゴホッゴホッ。」

しゃがれた声で

シショーが言った。

顔には立派に蓄えた白ひげを、

身には紅色の胴衣を

身にまとっている。

この道場で唯一の人間だ。

見かけは老人だが、

その力は

クッパをも超えると

言われている。

突然現れた客人は

一礼し名乗りあげた。

「チャオチャオ。

僕の名前はシロスケ。」

さわやかでキザな声だ。

その容姿は

布をかぶった

お化けのよう。

頭には円錐状の

パーティーで使うような

水色の帽子をかぶっている。

猫目で、

口元が常に

にやけている。

手は布そのもので

テレサのようだ。

胸の部分に

青いリボンを付けていた。

シショーが問う。

「本日は、

どんなごようでござるかな?

・・・ゲホッゲホッ。」

シロスケが答える。

「僕は直接見た相手を

スキャンして

本人さながらの力が出せる。

一度スキャンしてしまえば

対象がその場にいなくても

変身できる。

つまり・・・

貴方の姿と力が欲しい。」

弟子たちが

驚きの表情を浮かべた。

シショーはうなずいた。

「なるほど・・・ゴホッ。」

シロスケが続ける。

 「でも、ただでくれ、

とは言わない。

僕の力と精神を

吟味した上で

判断してほしいんだ。」

「分かったでござる。

リー、

お相手して

差し上げなさい。」

青いバケバケが姿を現した。

「アイ アイ サ~。

わかりやした~、シショー!」

シロスケは

口を吊り上げた。

「僕と同じ、バケバケか・・・。

化けはしないよ。

無意味だからね。」

手にはいつの間にか

杖が握られていた。

「これで、勝負だ。」

 

リーが飛び上がり、

すごい勢いで

体当たりしてきた。

シロスケは

それを難なくかわす。

「さあ、見せてやろう。

僕の力を!」

シロスケが何かを

呟いた。

その瞬間、

リーに降るはずの無い

稲妻が落雷した。

「!」

リーは地にひざを着いた。

 

見た目は

ただ足が

隠れただけだが。

 

「な・・・に・・・!」

弟子たちも動揺を

隠せないでいる。

何の前触れも無く、

室内で落雷したのだから。

「どうだい、

僕の魔法の味は。」

 

シロスケは、

超能力を使えるだけでは

なかった。

ことごとく

弟子の攻撃をかわし、

隙を作り、

攻撃。

魔法など使わなくとも

強いことは、

火を見るよりも明らかだった。

 

 

「なるほど、

これほどまでに強いとは。

よろしい。

ワシがお相手しますぞ。

本気の本気で

いくでござる。

覚悟しなされ。」

シショーの体が

金色のオーラに

包まれた。

 

 

「はあああああっ!

いくぞぉぉぉぉー、

シロスケぇぇぇぇ!!!」

ほとばしる闘気、

恐ろしいほどの

プレッシャー。

弟子たちはジッと

見守っている。

「こんなにあっさりと

出てくるとは

思っていなかったよ。」

「おぬしには、

何か、別次元の力を

感じたでござる。」

シロスケは感心した。

「さすがはシショーさん、ですね。

いいでしょう、

僕も本気で行きますよ。」

シロスケは杖を

投げ捨てた。

「こんな狭いところは、

僕の力は使えない。

場所を移しましょっと。」

≪ディベラシス・スパティウム≫

道場にいた者は、

一瞬にして

シロスケの作った空間に

引き込まれた。

どこかの城の中だろうか。

広い広間だ。

中央には棺がある。

その上にシロスケは

乗っていた。

「ここならのびのびと戦える。

ペナルティは無いから

安心してよ。」

弟子たちは困惑する

ばかりだった。

「空間を作り出したのか!」

シショーが言う。

「ウシャシャ・・・、

さあ、長かった

前置きも終わる。

変身の時間だ。」

シロスケの下の

棺の隙間から

黒い影が溢れ出した。

シロスケを飲み込み

膨張し、

何かを形作る。

「この感覚は!」

「まさか!」

「そんな!」

弟子たちが次々と

声を上げる。

前にも感じたからだ。

この闇の感覚を。

黒い影に世界が覆われた

あの恐怖を。

影は人の形を作り出した。

女王だ。

6メートルもある。

頭には

1.5メートルくらいもある

金色の冠。

足は無く、

影から胴体が

伸びている。

目も耳も鼻も無く

顔にあるのは

頬まで貫く

大きな口のみだ。

大きく伸びた

無数の髪が

うなっている。

1000年前、

世界を滅ぼさんとした魔物。

そして近年、

バツガルフによって復活し、

マリオたちによって倒された

伝説の魔物。

影の女王だ。

 

 

ルイージの小説

To Be Continued

 

 

 


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