フールの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

ルイージの小説

ルイージ物語 下 短編小説

前回までのあらすじ あの日の朝、キノンと名乗るキノピオの青年が僕の家にきた。彼は僕にお願いがあると言った。一つは銀髪に『なってしまった』アネモナという少女に会って元気付けてほしい、ということ。もうひとつは彼女のために必要なカゲロウフラワーと…

ルイージの物語 上 (短編小説)

1 ある朝、ルイージはいつものようにゆったりとイスに腰掛け、コーヒーを飲んでいました。家の窓からはすがすがしい朝日が差し込み、テーブルを挟んで向かい側に置かれた、まだ湯気の出ているコーヒーカップを照らしています。 「はぁ……、またやってしまった…

落書き

描こうとしても筆が進まず、ふと思い付いた版権落書き。某配管工の弟です。描くとなると意外に悩むのが帽子の描きかた。 このブログで絵を描きはじめてから実に三年が経過しようとしています。そう考えると、この上達の遅さはなんなんだと、自分に問いたくな…

レインさんが私のことを紹介をしてくれました!!

レイン (id:kagakutookaruto)さんがブログの記事にて私のことを取り上げてくれました!しかもなんと、私のことを活動初期(三年以上前)から知っているようで、初代スピネルを描いてくれました!私が描いたものよりも数段かわいい。特にペロッと出しているとこ…

ルイージさん (息抜き)

帽子は・・・・・・手洗いに限る (ルイージマンションより) 一発逆転!『ファイアージャンプパンチ』 外したらスキだらけ…… (出展:スマッシュブラザーズシリーズ) 『さあ こんどは ボクが かつやくする 番だ!』 (スーパーペーパーマリオより) 兄を超…

ルイージのお話 試し書き

五年が経った。 キノコタウンの一角いある建物へ僕は向かった。キノコの形をした建物がひしめく中で、その建物だけは縦に長い長方形だった。キノコ王国の外観を壊さないよう、キノコの柄の部分と同じ、白色のペンキで塗られている。最上階である四階だけは特…

好きなキャラ① シルク・マキリスタ

チビ・ゆきさんのシルク・マキリスタさんを許可もなく勝手に描かせていただきました。もはや別人。 私の小説にはない毒舌キャラです。ドSです。言葉の上でも物理的にも魔法的にも完膚なきまでに相手をたたきのめす恐ろしいお方。しかも敵味方おかまいなし。 …

ルイージとスーパーディメーン

敵はあまりにも強大だった。僕の顔をしたバケモノ。見上げても顔が見えるか見えないかくらいの巨体。 「どうだい、ルイージ。キミとボクが一体となったこの姿。スバラシイとは思わないか~い♪」 軽々しい、道化師の声がバケモノから響いてくる。忌々しい。 …

闇に生きる猫 下

8 アタシは待ち続けた。待って待って待ち続けて。とてもとても長い間、帰りを待っていた。でも、彼は戻ってこなかった。 途方もない時間が過ぎた後、何者かが扉を開けた。 「にゃ!!」 アタシは興奮して扉の前に座った。 かえってきたにゃ。ようやく!彼が…

闇に生きる猫 上

1 「なんで友達と仲良くしちゃいけないの!!」 「何が友達だ!!あんな劣等種族なんかと群れおって!!お前は自分の立場を理解しているのか?」 「理解なんかしたくない!!」 「お前の意思など聞いておらん!お前は誇り高き闇の眷族の申し子だぞ!」 「そ…

命の恩人はこう言った

「ただの配管工さ」

るいーじのしょうせつ おまけ

こんにちは。わたしのなまえは、あれ、なんだったっけ。あまりよくおぼえてないです。ごめんね。わたしはいま、きのこおーこくっていうところにすんでいます。まいにちたのしいことばっかりです。でも、なぜかみんながわたしのかおをみて、とてもかなしそう…

エンディングテーマ 対象a

対象a歌:anNina作詞:interface作・編曲:inazawa------------------------------あなたの亡骸に土をかけるそれが禁じられていたとしても純粋なまなざしの快楽には隠しきれない誘惑があったどうして罪があるのだろうどうして罰があるのだろう骨の尖はあまり…

ルイージの小説 最終話 希望の果て

雨が止んだ。 両手両足を失い、白い肌を紅が舐めていた。 麗しき黒髪は名残惜しそうに少女の顔を彩る。 焔色の光が全身を照らし、 わずかに残った肌色がおぼろげに輝く。 焼け爛れた大樹に不釣り合いな猫は、 四肢をその樹にゆだね赤黒い宝石を見つめる。 草…

ルイージの小説 黒髪の少女

彼の拳を掌ではじき、こめかみに向かって足を振り上げる。 彼は背中が地面に着きそうなくらいのけぞり、 蹴りをかわすとともに体が戻る反動を利用しわたしの腹部に両手をめり込ませた。 まずわたしの肋骨がきしみ、次に内臓が悲鳴を上げ、痛みは背中を突き抜…

ルイージの小説 ピュアハート

わたしは彼の≪サンダーハンド≫を、手をつなぐかのように受け止めた。 雷の手 ≪ヌイ トリトルア≫ セキリュウを感電させた強力な電流が彼の体内で暴れまわった。 叫び声をあげる彼。 あと少し・・・。あと少し。もう少し!! 高鳴る想いを抑える。 動悸で心臓がは…

ルイージの小説 50 第九章 希望の宝石

わたしは街道をそれて、 再び森の中へと入った。 雷に打たれた古大樹。 わたしが拾われた場所。 物語の始まり。 彼と初めて出会った場所。 感じる。 彼を感じる。 本物の彼を感じる。 森が途切れ、 雷に打たれた大樹が見えた。 あの時と寸分変わらない大樹。…

ルイージの小説 49 第九章 希望の宝石

天空に輝く星ならざる影。 飛行船の艦隊。 クッパ軍が誇るクッパ空軍である。 わたしは広場でその勇ましき姿を拝見していた。 おそらくセキリュウは時間稼ぎだったのだろう。 本隊が到着するまでの・・・。 空気を引き裂く音が聞こえた数秒後、 大量のキラーが…

ルイージの小説 48 第九章 希望の宝石

言葉は届かない。 セキリュウの牙も試してみたが反応がなかった。 落胆しながらタキシード姿の青年を見据える。 青年は空を見上げ、星を指差していた。 「綺麗な夜空だ。ああ・・・いい星空だ。 ・・・・・・・・・・・・。」 変身 ≪トランスフォーメイト≫ 閃光とともに一瞬…

ルイージの小説 47 第九章 希望の宝石

わたしは決めた。 絶対にあの人に会いに行くと。 絶対に絶対に会って 真実を 確かめる! 氷柱 ≪コルーメン グラシアス≫ わたしの目の前の黒いカメが氷の柱に閉じ込められる。 その隙に立ちあがり、体勢を立て直す。 カーネルの背後からパレッタが再び突進し…

ルイージの小説 46 第九章 希望の宝石

わたしはルイージの精神世界でディメーンと戦い、 そして、何かが起きた。 何かが起きて、 星の降る丘に戻された。 そしたら、みんながわたしに拳を向けてきた。 今いるだけで ノコノコのカメキ、ボム兵のピンキー、ノコカーネル、レサレサ嬢、 さらにクリオ…

ルイージの小説 45 第九章 希望の宝石

わたしは眠っているの? 体がやけに軽い。 背中に違和感を覚えた。 何か衣のようなものが左右の肩甲骨のあたりにくっついていた。 わたしはいつから眠っているの? そもそもなんで眠っているの? 瞼を微かに持ち上げた。 まだ夜らしい。 暗い。 視界がぼやけ…

ルイージの小説 ルート2 終章 選択の宝石

最終話 選択 これでわたしのお話は終わり。 楽しかった? その後どうなったかは言わない。 その方が余韻があっていいでしょ。 わたしはレサレサ嬢と待ち合わせがあるから後はルイージに聞いて。 ごめんね、あまり長く話せなくて。 帽子をかぶって、と。 じゃ…

ルイージの小説 46 ルート2 第八章 選択の宝石

いくら攻撃しても ≪闘気≫ ≪心頭滅却≫ ≪サンダーハンド≫ 雷 ≪トリトルア≫ ディメーンは 拘束 ≪ランティア≫ ≪地獄突き≫ ≪ファイアー掌低≫ びくともしない。 力 ≪オポリメイト≫ ≪オポリメイト≫ ≪鉄斬光≫ ≪ファイアージャンプパンチ≫ 一方的な消耗戦が繰り広げら…

ルイージの小説 45 ルート2 第八章 選択の宝石

何も感じない。 痛くもかゆくも熱くも寒くもない。 何も聞こえない。 何も見えない。 わたしは死んだの? 「スピネル、聞こえる!」 ああ、こんなときに キノピロの声がする。 幻聴かなぁ? 「幻聴でも幻想でも妄想でもないよ! 今、僕がスピネルに話しかけ…

ルイージの小説 44 分岐 第八章

わたしの足元で皆既日食が起こっている。 ここからだと一般家庭にある円状テーブルくらいの規模にしか見えないが、 恐らく途方もなく巨大なものだろう。 漆黒の月の淵からもれるコロナがすばらしい。 大宇宙の神秘を感じる。 でも周囲は宇宙ではなく、流動的…

ルイージの小説 43 第八章

「スピネル。起きて。」 ルイージ! 彼の声で目覚めた。 今度は彼の家のベッドだ。 夢か現実かは察しかねる。 彼はベッドの隣のイスに座っていた。 彼がわたしを見下ろしていた。 優しく微笑みながら。 「スピネルは、僕のこと、どう思っているの?」 「へ?…

ルイージの小説 42 第八章

また暗転した。 そして今度は・・・。 「よく来たな、ルイージ。 出来れば会いたくなかった。」 彼と誰か。 闇の中、一つだけ存在するベンチに二人で腰をおろしていた。 光源がないのに二人の姿はよく見えた。 「久しぶり。クリエイター。」 マリオ似の青目の創…

ルイージの小説 41 第八章

家に着くと彼は狂ったように彼女に応急処置を施した。 必死に。 あまりにも献身的だった。 まるで死のふちにいる親友を助けるかのようだった。 数時間、彼は休まず延々と治療を続けた。 「助かってくれ!」 彼は少女に呼びかける。 答えが帰ってくるかもわか…

ルイージの小説 40 第八章

彼は『それ』が閉じ込められている氷柱へ駆けた。 そして柱の前にたどり着くと両手を腰まで引き そして・・・ ・・・? 彼は腰に手を引いたまま止まってしまった。 「どうしたの!早く!」 わたしが急かしても彼は動かなかった。 敵に何かされたのか? わたしは彼…

ルイージの小説 ルート1 終章          宝石の名はスピネル

終章 宝石の名はスピネル 彼は流星を背景に空高く舞い 両手を突き出し 技を 放った。 ≪ネオ・ネガティブ≫ 夜空に似合わぬどす黒い閃光が 氷塊に琥珀のごとく閉じ込められている『それ』に放たれた。 光線が氷を砕き、『それ』を貫いた。 「オ・ルヴォワール…

ルイージの小説 39 分岐1 第八章

星の降る丘。 日中から空が夜のように黒く染まっている。 その名のとおり無数の流れ星が常に天空を横切っている。 天空に輝く星たちの明かりで周囲は明るく、 空気は澄み渡り、 地面の砂は乳白色に淡く発行している。 そんな幻想的な丘。 この世の風景ではな…

ルイージの小説 38 第八章

太陽の光によって・・・ 目覚めたくない。 眠い。 「・・・スピネル、朝だよ。」 例のごとくあくびをしながらテーブルに着く。 彼の目の下が黒い。 「大丈夫?」 わたしは幾度となく言ってきた言葉をまた言った。 「ははッ、大丈夫、大丈夫。」 そういいながら彼は…

ルイージの小説 37 第八章

第八章 月明かりがぼんやり降り注ぐ真夜中に、事は起きた。 わたしが目を覚ましたときにはもう、手遅れだった。 「泥棒!」 そう、泥棒。 誰かがわたしたちの家に侵入し、何かを盗んだ。 「取り逃がしたか。スピネル、ケガは?」 「大丈夫!それよりも何を盗…

ルイージの小説 第七章 エピローグ

第七章 エピローグ 「おはよう、スピネル。」 彼の声でわたしは目覚めた。 いつもと変わらない景色。 上半身を起こしてあたりを見回す。 彼とわたしの家。 憩いの場。 ベッドの上。 「あれ、わたし・・・。」 彼は朝食の用意をしながらわたしに応えた。 「君は…

ルイージの小説 36 後編 第七章 宝石がために鐘はなる

「さすがにこれで打ち止めだね。 すごい執念だけど、 もう、立ち上がれなさそうだ。」 部屋の中央で全身に傷を負い倒れたまま物言わぬ彼を バケモノは嘲笑った。 「馬鹿みたいだよね。 何の利益もないのに。 ウシャシャシャシャ。」 嘲笑を響かせながら彼の…

ルイージの小説 36 前編 第七章 宝石がために鐘はなる

≪鉄斬光≫ ≪ファイアージャンプパンチ≫ 部屋の中央で倒れていた彼の姿が一瞬にして消えた。 そしてあの白いバケモノが奥の窓へと吹っ飛んだ。 「僕は体力には自身があるんでね。」 吹っ飛ばされた布お化けは平然と立ち上がり笑いだした。 「ウシャシャシャシ…

ルイージの小説 35 第七章 宝石がために鐘はなる

BGM Doopliss Remix わたしたちはとうとうこの心地よい部屋から立ち去ることにした。 名残惜しい気もするが前に進まなければ。 この壮大な人災を一刻も早く止めること、それがわたしたちに課せられた使命だ。 部屋の隅にあった魔法陣に三人同時に乗る。 する…

ルイージの小説 34 第七章 宝石がために鐘はなる

「またセキリュウ、出かけるの?」 「すまない。 ちょっと見ておきたいものがあってな。 いつも通り夕方までには帰る。」 「お土産話、またきかせてね。」 「スピネル。」 わたしを呼ぶ彼の声。 そうだ、敵の本拠地のど真ん中で眠ってたんだ。 「もっとゆっ…

ルイージの小説 33 第七章 宝石がために鐘はなる

扉を抜けると・・・ それこそ命を奪うような・・・恐ろしいほどの熱気が襲ってきた。 岩盤で出来た円形の舞台に溶岩の客席。 いつか見た光景だった。 忘れもしない。 ドッスンボルケーノの最深部だ。 「ここは!」 彼は驚き両手を広げわたしをかばった。 不意打ち…

ルイージの小説 32 第七章 宝石がために鐘はなる

道中は鐘の音の影響でお化けたちで溢れかえっていた。 わたしたちはゴロツキタウンとウスグラ村を経由し、 オドロン寺院にたどり着いた。 混乱の中心にある寺院は、正直寺院というより廃墟という名がふさわしい建物だ。 塗装ははげているしところどころ穴が…

ルイージの小説 31 第七章 宝石がために鐘はなる

何度目かの鐘の音が鳴りやむと同時に ルーニャの作戦会議と称した演説が始まった。 「え~、お集まりの皆さん、 本日はお日柄も悪く太陽のかけらもない深淵の中、 お集まりいただきありがとうございますにゃ。」 最悪な出だしだ。 本人が真面目な顔をして語…

ルイージの小説 30 後編 第七章 宝石がために鐘はなる

キノコタウンはもはや異郷の地と化していた。 土管から飛び出したわたしたちが見たのは 足の無いキノピオ達やテレサが町中で すごく楽しそうに乱舞している様子だった。 「ピーチ姫のアイデアだ。 混乱を防ぐために皆にパーティをしようと持ちかけたのだ。 …

ルイージの小説 30 前編 第七章 宝石がために鐘はなる

たっぷり再開の喜びをかみ締め、 わたしは惜しみながらもセキリュウから身を引いた。 「・・・セキリュウ、わたしに対して敬語は止めて。 ・・・今日は仕事じゃないから。」 セキリュウは静かに頷き 「わかった。スピネル。」 と答えた。 セキリュウのわたしに対し…

ルイージの小説 29 第七章 宝石がために鐘はなる

第7章 宝石がために鐘はなる 「スピネル、話がある。」 「なあに?おとうさん。」 「セキリュウにとある仕事が舞い込んできた。 莫大な報酬、価値ある経験の保障、優しい仲間たち。 不定期出勤。」 「なにをする仕事?」 「ある国の傭兵になって欲しいとのこ…

ルイージの小説 第七章 プロローグ

第七章 プロローグ わたしの聞きたかったこと 「・・・ねぇ、ルイージ、ディメーンって・・・何?」 わたしは彼に聞いた。 あの日からずっと引っかかっていたから。 わたしが始めて「猫の手」に行ったとき、 ルイージが『ディメーン』という単語に 憎悪とも取れる…

ルイージの小説 28 第六章 お姫様の宝石

カーネルと僕はまだ間合いの外にいる。 ステップを踏みながら相手を自分のペースに飲み込もうと 必死に『場』を作っているところだ。 攻めるまでの舞台を整える。 実はこれが一番格闘技で重要だ。 相手のペースにのまれた状態で攻めてもカウンターされて終わ…

ルイージの小説 27 後編 第六章 お姫様の宝石

さて、彼の演説が始まった。 「我々はクッパ様から命じられそして三年もの間厳しい特訓をしてきた。」 ・・・三年?訓練期間、短くないか? 「マリオはもういない。 ならば我々が強くなるほかないと決死の覚悟でな! こうして作られた我々、 Black Shellsは外界…

ルイージの小説 27 前編 第六章 お姫様の宝石

正午を過ぎたころようやく服選びを終え、 食堂でいくらなのか想像もできない高級料理を堪能した後に、 ピーチ姫による城内ツアーとなった。 スピネルは折角だからと純白のプリンセスドレスに身を包んでいた。 その状態で城内を練り歩く。 いつの間にか従者の…

ルイージの小説 26 第六章 お姫様の宝石

第六章 お姫様の宝石 青空を模した見上げるほど高い天井。 床に敷き詰められた赤い絨毯。 正面背後左右に扉が有り、常に開けっ放しで人が常に行き来している。 光源がないのにも変わらず、昼間のように明るい。 僕たちはたった今、後ろにある扉からここへ入…