フゥルの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

2013-06-19から1日間の記事一覧

ルイージの小説 31 第七章 宝石がために鐘はなる

何度目かの鐘の音が鳴りやむと同時に ルーニャの作戦会議と称した演説が始まった。 「え~、お集まりの皆さん、 本日はお日柄も悪く太陽のかけらもない深淵の中、 お集まりいただきありがとうございますにゃ。」 最悪な出だしだ。 本人が真面目な顔をして語…

ルイージの小説 30 後編 第七章 宝石がために鐘はなる

キノコタウンはもはや異郷の地と化していた。 土管から飛び出したわたしたちが見たのは 足の無いキノピオ達やテレサが町中で すごく楽しそうに乱舞している様子だった。 「ピーチ姫のアイデアだ。 混乱を防ぐために皆にパーティをしようと持ちかけたのだ。 …

ルイージの小説 30 前編 第七章 宝石がために鐘はなる

たっぷり再開の喜びをかみ締め、 わたしは惜しみながらもセキリュウから身を引いた。 「・・・セキリュウ、わたしに対して敬語は止めて。 ・・・今日は仕事じゃないから。」 セキリュウは静かに頷き 「わかった。スピネル。」 と答えた。 セキリュウのわたしに対し…

ルイージの小説 ボツシナリオ

第八話時点で考えていたシナリオです。今考えると、ダメダメなシナリオですね。文章そのものはさっき書きました。 ルイージの小説 兄を失い深い心の傷を負いながらも人のために生きてきたルイージ。 ある日、ルイージは道具屋でクリエイターと名乗る謎の人物…