2013-06-18から1日間の記事一覧
第7章 宝石がために鐘はなる 「スピネル、話がある。」 「なあに?おとうさん。」 「セキリュウにとある仕事が舞い込んできた。 莫大な報酬、価値ある経験の保障、優しい仲間たち。 不定期出勤。」 「なにをする仕事?」 「ある国の傭兵になって欲しいとのこ…
第七章 プロローグ わたしの聞きたかったこと 「・・・ねぇ、ルイージ、ディメーンって・・・何?」 わたしは彼に聞いた。 あの日からずっと引っかかっていたから。 わたしが始めて「猫の手」に行ったとき、 ルイージが『ディメーン』という単語に 憎悪とも取れる…
ルイージ 二十代半ばの男性。 緑の帽子とオーバーオールを愛着。 他人に優しく慈悲深い。 一人称は「僕」 帽子は必ず手洗いで。 日記を付ける事が日課。 お化けが大の苦手。 兄を誇りに思う反面、コンプレックスを抱く。 コーヒーが大好き。 「僕が守ってや…