フゥルの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

2013-03-18から1日間の記事一覧

ルイージの小説 10 第二章 孤高の宝石

並木道を歩く。 俗に言われる散歩というものだ。 森の綺麗な空気を吸いながら、 日の光を浴びながら、 歩く、歩く、歩く。 これが土曜日、日曜日の昼の僕の日課だ。 「・・・ルイージ、山奥に住んでいるんだ・・・。」 ただし、 女の子と一緒に散歩するのは日課じ…

ルイージの小説 9 第二章 孤高の宝石

第2章 孤高の宝石 ふふふ、 カワイイ子だねぇ。 ルイルイ君も そう思わないかい? わけの分からない夢が 朝日によって 消し去られた。 もう夢の内容は 覚えていない。 朝。 また新しい 一日が始まる。 緊張してあまり 眠れなかった。 眠りが浅いと夢を 沢山…

ルイージの小説 8 第一章 汚された宝石

ルイージの小説 8 インターホンが鳴り響く。 スピネルは小さい体をビクッと震わせた。 「大丈夫だよ。」 僕はそうスピネルに声をかけた。 扉の前に立ち、ドアノブを捻る。 外にいたのはパタパタだった。 茶色いゴーグルに茶色いコウラ、そして茶色い鞄。 そ…

ルイージの小説 7 第一章 汚された宝石

「ところで そちたちは なにものだ?」 マリオとクリスチーヌは 一歩引いた。 「ふむ・・・ 見れば なかなかの 面がまえ どうだ わらわに つかえぬか? わらわの しもべに なれば わるいようには せぬぞ。」 ピーチ姫の姿を 借りた魔物は マリオを誘ってきた。 …