フールの鉛筆画ブログ

鉛筆画のイラストや絵を中心に描いています。黒髪が大好きです。時々短編小説も書きます。

戦闘ものの小説のシナリオを考える

 戦闘ものの小説を書くに当たって難関になるのは戦闘の流れだったりします。そもそも何から手をつけたらいいのかわからないという人も多いかと思います。
 私自身そうだったので、とりあえず得た知識をメモ代わりに書いてみます。この内ひとつでも役に立てば嬉しいです。
 ただ、本とパソコンで得た情報を勝手に解釈して自己流にアレンジしているので、本気で学びたいという方は本を読むことをおすすめします。

 今回は細かい描写については省き、大まかなシナリオという面で、小説の組み立て方を語っていきたいと思います。

 とりあえず、書くのに迷ったら私はまず戦わせたいキャラの特技を考えてみます。



①アイデア出し。

 そのキャラの大まかな設定と共に能力を固めていきます。
 足が早い、決断力がある、運がいい、超能力が使える……こういった長所がひとつでもあればそれを生かして戦っていけます。欠陥があると人間らしさが出てなおよし。
 とりあえず今回はキャラの長所を力持ち、にしておきます。

 次にその能力が最大限に生かされる場面を考えます。
 力持ちなら怪力を倒して敵を圧倒したり、もしくは道を塞ぐ岩をどかすシーンや、人助けを場面などなど。

 さらに、そのシチュエーションを作り出すことの出来る敵や場面を考えてみます。
 力持ちが何と戦うのか。格闘家か、竜か、それとも宇宙人か。道にある岩をどかすのであれば、どこにその岩を配置しようか。崖か、道路のど真ん中か……。

 最後にそのシチュエーションを作り出すためにどう言ったストーリーにすればいいのかを考えましょう。



②起承転結でストーリーを作る。

 先程のストーリーをより具体的にするため、起承転結に落とし込みます。『転』に戦闘描写をいれればそれっぽいのが出来きます。慣れればここまで一瞬。
 実際に紙に書かなくても頭ん中でおぼろげにやって頂ければ構いません。


起:
 状況説明(5W1H)。日常を書き、それを通して主人公の大雑把な説明をします。旅立つきっかけや、敵と出会うきっかけとなる出来事を書きます。

例)昔々あるところで桃から生まれた桃太郎は、おじいさんとおばあさんに育てられ立派な男になる。強くなった桃太郎は両親に恩返しをするため、悪さをする鬼を懲らしめに鬼ヶ島へと旅たつ。


承:
 実際に旅立ちます。日常から非日常へ。旅立つにあたってちょっとした試練があったりします。仲間や道具を手に入れる、といった後に続く伏線もここで張っておきます。

例)桃太郎は鬼の尖兵に苛められてる猿を救いだし、キビダンゴを分けてあげ仲間に。落石に埋もれて動けなくなった犬を救出し、キビダンゴをあげて仲間する。臆病者のキジをキビダンゴを餌に説得し、仲間にする。


転:
 敵との遭遇です。『難関』をクリアし、さらに先にある『最大の危機』を乗り越えます。

例)鬼ヶ島へ行き鬼と遭遇。最初優勢だったが、増援に来た鬼に苦戦。しかし、三びき仲間と共にこれを倒す。


結:
 主人公が危機を乗り越えたことで帰還。主人公は何か報酬をもらうか、精神的に成長する場面になります。この描写がないとなんのために冒険したのかわからなくなります。
 あと、私も忘れがちになるのですが、しっかり日常へ戻ったことを書かないと浮わついた感じで終わります。

例)桃太郎は鬼ヶ島のお宝物をもって帰還。旅を通して心強くなった仲間と報酬を分けあった後、おじいさんとおじいさんと一緒に幸せに暮らした。





②執筆開始

 これらが頭の中で固まったら、本文を書きはじめます。
 『起』で旅立ち、『承』で仲間や道具やら魔法やらを手にしたらいよいよ『転』である戦闘描写を考えます。



③戦闘シーンを書く

 やはり戦闘描写も起承転結に乗っ取った方が書きやすいような気がします。
 アイデアで出した『能力を一番いかせる場面』を念頭に起きつつ練ります。個人的には一番書くのが楽しくて苦労する場面です。


起:
敵と出会う。

例)
 鬼と遭遇する。想像以上にデカかったために桃太郎以外の仲間がびびる


承:
敵の攻撃。主人公や仲間が攻撃をを回避。そして反撃。何度かこれを繰り返す。

例)
 桃太郎は勇猛果敢に鬼へ立ち向かっていく。怪力を生かして鬼に対してもひけをとらない。桃太郎と鬼で殴る蹴るの応酬が続く。
 一方臆病者の三匹の仲間は自分の十倍以上も大きい鬼に怯えてしまい、立ち向かうことが出来ない。


転:
最大の危機。もはや主人公が死んじゃうんじゃないかという位追い詰める。

例)
 怪力を生かして戦っていた桃太郎だが、背後からもう一匹の鬼が迫る。不意をつかれた桃太郎は羽交い締めにされてしまい、鬼に一方的に殴られてしまう。鬼の蹴りをもろに腹に受けてしまい、桃太郎は泡を吹いて気絶してしまった。


結:
『転』の最大の危機を、

・知恵と勇気と友情(仲間への思い)

  1. 物語の冒頭で説明した設定
  2. 道中で得た仲間道具等の伏線

 をフル活用して乗り越える。


例)
 自分よりも大きな相手に勇猛果敢に戦っている桃太郎に心を打たれた仲間たち。たが、三匹の仲間には桃太郎のような怪力はない。鬼と戦えばすぐに捻り潰されてしまうだろう。三匹は知恵を振り絞り、勇気でもって鬼へと向かっていった。
 突如二匹の鬼の視界が真っ暗になった。キジが空から目潰しを食らわせたのだ。あわてふためく鬼の足にに犬は噛みつき、猿は足払いをかけ鬼を転ばせた。
 キジにつつかれ目覚めた桃太郎。ここぞと言わんばかりに豪腕で鬼をタコ殴りにすると、鬼が降参した。



④『結』を書く

 こうして、山場である転まで書けたら、転を乗り越えた後の状態から自ずと『結』は思い浮かんでくるはずです。
 今の例の場合、鬼を倒した桃太郎が帰還しておじいさんとおばあさんに笑顔で迎えられるのが一番自然なはず。三匹の仲間も桃太郎の生きざまを垣間見たことで、精神的に成長していることでしょう。あとはこの一人と3匹が帰路につくシーンを書いて終わりとなります。

 こうして、順番に物語を練っていくだけで割といい感じのバトルものの小説はかけてしまいます。皆も気楽にチャレンジしてはいかが?



余談:

 因みに物語の流れを起承転転転……結、とするとドラ○ンボールのように延々と敵が強くなっていきインフレしていきます。また、起承承承……転結とすると中ボスが沢山いて最後にラスボスを倒すようなRPGや長編アニメのような形になります。

とりあえず見られることは意識する

(下記は私にも勿論適用されるので、『時間の無駄』だと思ったらこの記事に関わらず、すぐにブラウザバックを推奨します)


 作品においての自己投影と言うものがある。とりあえず小説に関してのみに言及しておく。

 ヒーローのように活躍して、皆から称賛されて、世界を救って、劇的に死んで、皆から死を嘆かれたい。子供じみた欲求ではあるが、これが作品を作る活力になったりする。
 ただ、あんまりそれが過剰すぎると、『メアリースー』に似た、ご都合主義や自己満足を多量に含んだ、非常に痛々しい作品となってしまう。


・意味もなく称賛される。(あなたが称賛されたいだけ)

・俺様つえぇー、と無双するだけで読者のことを一寸も考慮していない雑な展開。(あなたがそれをやりたかっただけ)

・伏線のない主人公の覚醒などのご都合主義。(普通に考えてありえない)

オッドアイ等の日常生活に支障のでない他の登場人物とは違う身体的特徴。しかも物語においても演出上でも重要でない。(カラコンですか?そうでもしないとキャラの区別が出来ないんですか?あなたのキャラの魅力はそんなもんですか?)

 などなど他にも沢山。


 作品つくって自己満足に浸るのであればワザワザ公開する必要はない。公開するということは必ずどこかに自己顕示欲があり、称賛欲求があり、なにかを欲している。
 他人に見られるとモチベが上がるとかならいい。
 ただ、他人から称賛されたいと思うのなら最低限第三者の気持ちを考えて、一歩引いて客観的に自分の小説を見れるようになったほうがいいと思う。(とりあえず私は自分の作品に対して辛辣な突っ込みを延々と繰り返してる)
 小説はあくまで他者に見せるものであるから、自己満足『だけ』になってはならないし、他者にとっても面白くあるように意識しなければならない。
 読者は小説を読んでいる間、時間を浪費している。時間の消費に見合った作品でなければ、読者は『時間の無駄』とバッツリと切り捨てていくはずだ。絵などの画像媒体と違い、文章を読むのはそれなりに時間がかかる。その分、『時間を無駄にした感じ』は強い。
 私は読者にはそういう思いをして欲しくない。

 だから、何かを投稿する時には常に『他人に見やすく』『他人にわかりやすく』『他人に面白く』を考えて、少なくとも大多数の人に『時間の無駄』とか思わせる作品は避けるべきだと思う。
 大多数の人に『時間の無駄』と思わせる作品は突き詰めると

・小説や物語においての客観の欠如(内々同士)

・何がダメなのか知らない(メアリースーや一次創作においての禁忌をそもそも知らない)、

・そもそも文法がおかしい

 といった、普通に知ってて意識していれば避けられることばかりのはず。
 とりあえず自分の世界に浸るのは由にしても、それを他社に見せる以上は最低限の礼儀を払わなきゃいけない。


 とりあえず? や! の後は直後が」でなければ1マス開けなきゃいけない。

 あと誤字脱字も頑張ってへらさなきゃいけない。

 

 常日頃からそう考えるフールでした。